白山市議会 2022-10-28 10月28日-01号
初日は、市長が終日同行し、桑島化石壁では、日本初の植物化石を発見したライン博士の功績を顕彰する取組を紹介いたしたところであり、審査員からは、専門分野で継続的に研究が行われていることや、地域の皆様が科学や地質に興味を持ち、ジオパーク活動に誇りを持って取り組んでいることが素晴らしいという印象をいただいたところであります。
初日は、市長が終日同行し、桑島化石壁では、日本初の植物化石を発見したライン博士の功績を顕彰する取組を紹介いたしたところであり、審査員からは、専門分野で継続的に研究が行われていることや、地域の皆様が科学や地質に興味を持ち、ジオパーク活動に誇りを持って取り組んでいることが素晴らしいという印象をいただいたところであります。
また、8月26日には、桑島化石壁で植物化石を採取し、日本の地質学研究に大きく貢献をいたしましたドイツのライン博士の没後100年を記念して、ライン博士研究の第一人者でありますボン大学のシェンク教授をお迎えし、講演会を開催することといたしております。
また、手取層群の脊椎動物化石や植物化石につきましても世界的価値が高いと考えております。特に、ライン博士が発見をした植物化石に関する論文は、日本では化石から地質時代を推定した最初のものでもあります。 そうした反面、課題として、持続的な地域振興を図る上で、市民の参画がまだまだ十分でないと認識をいたしております。
また、桑島地内で植物化石を採取し世界に紹介した、ライン博士の偉業をたたえるライン祭30周年及び友好都市宣言提携15周年を記念して、同博士の生誕地であるドイツ・ラウンハイム市の市長が本市を訪問する友好訪問団受入事業に、所要の経費を計上いたしました。 第4に、「健やかに暮らせるまちづくり」についてであります。
1874年には、ドイツ人、ライン博士が白山登山に臨み、その帰りに桑島化石壁で16個の化石を採取し、ジュラ紀中期の植物化石であると発表され、桑島化石壁は日本の地質学、古生物学的研究の発祥地と言われるようになりました。このライン博士の功績を顕彰するため、1982年からは毎年ライン祭が開催されています。
その帰りに桑島化石壁で16個の化石を採取し、重要なものと感じてドイツに持ち帰り、この化石を友人のガイラー博士に送ったところ、ジュラ紀中期の植物化石と論文発表されました。その時代に日本には地質学を教える大学がほとんどなかったことから、桑島化石壁は日本の地質・古生物学的研究の発祥地と言われるようになっています。
もともとこの化石壁からは、鮮明なシダなど植物化石や淡水の貝化石などが多く発見されることで知られておりました。私も学生時代に何回か化石調査に来ております。また、学校勤務のときは、生徒を引率して化石探しに通った時期もありました。 その後、1986年、福井県の女子中学生によりまして草食恐竜の歯の発見をきっかけに、以後、今日に至るまで2,000点余りの脊椎動物や足跡など、貴重な発見が続いております。